フーラス８－６と７と８更新しました。
さすがに校正一日じゃ終わらなった…。

更新に伴って、登場人物一覧にフィリップさんとグライフィーズさん追加しました。
グライフィーズさん、最初の章から名前は出てるのに、登場人物一覧には入ってなかったのですね。いや、なんか、私も意外でした（笑）

今回更新した分で、８章は終わりとなります。次は９章突入です。

以下、さらっと本文に触れます。

フィリップ登場のおかげで、いままでさんざん暗かった雰囲気に少し明るさが戻ってきました。
フィリップは比較的書いていて楽しい人物です。もうすごく行動が素直…！
最近は、主要人物たち書いていてどんどん下がっていく私のテンションなので、彼の登場はとても嬉しくもあり、ありがたくも思っております。
さて、フィリップが連れていた犬ですが、犬種としてはアフガンハウンドという犬をモデルに起用させていただいています。もともと始めからそれにしようと考えていたわけではなく、このシーンを考えた時のイメージが後々写真で見てアフガンハウンドにぴったりだったのです。昔は狩猟犬だったようですが、あの品の良さには惚れ惚れしますね。

話は変わり、シルマについて。
彼女は、もう一章の一番初めのページからもわかるように、受身人間です。「～したい」とか「～だったらいいのに」とか、そういうふうには思うのですが、結局は思っているだけ。
空想は大好きでおとぎ話にでてくるような恋愛に憧れるけど、そんなことは絶対に起こるはずがないと自分で割り切ってしまっている、ある意味で、ものすごく現実主義者。そして、彼女はそんな自分自身が大嫌いなんです。だからまた現実はそんなに甘くはないんだと考える。何をしたって無駄なんだから、だったら闘ったって仕方がない。負のスパイラルです。
じゃあ、さんざんそれを繰り返して、その結果に待っているものはなんでしょう。

シルマもアレックも、現状の不安をもはや自分の中では抱えきれなくなりそうなほどに大きくしてしまったのです。それでも頑張って自分一人で抱えようとするから、話はどんどん暗くなっていきます。
たぶん、今がその真っ只中なんです。

あれ、さらっと触れるつもりが、けっこうずいぶんと濃くなってしまったかなぁ…（；・д・）