サイト「Related Worlds」に関するつぶやき。
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蛍火の杜へ
「蛍火の杜へ」観てきました。
夏休みに、祖父の家に遊びに来ていた少女・蛍は、
妖怪たちが住むといわれる“山神の森”へ迷い込んでしまう。
途方に暮れ、泣き出した蛍の前に現れたのは、狐の面を被った少年・ギン。
ギンに助けられた蛍は、毎年夏になると、ギンのもとを訪れるようになる。
そして、ふたりはいつしか惹かれあってゆく。
だがギンは、人でも妖怪でもない、触れると消えてしまうという不思議な存在だった。
以下ざっくりざっくり感想なんぞ。おもいきりネタバレしているのでご注意を。
夏休みに、祖父の家に遊びに来ていた少女・蛍は、
妖怪たちが住むといわれる“山神の森”へ迷い込んでしまう。
途方に暮れ、泣き出した蛍の前に現れたのは、狐の面を被った少年・ギン。
ギンに助けられた蛍は、毎年夏になると、ギンのもとを訪れるようになる。
そして、ふたりはいつしか惹かれあってゆく。
だがギンは、人でも妖怪でもない、触れると消えてしまうという不思議な存在だった。
公式サイトより引用(http://www.hotarubi.info/index.html)
関東だと池袋でしか上映されていないようで、ちょうど友人と池袋で会う用事があったので、ついでに一緒に観ないかとさそって。以下ざっくりざっくり感想なんぞ。おもいきりネタバレしているのでご注意を。
「ふふ 何かデートみたいデスネー」
「色気のないデートデスネー」
もともと私は夏目友人帳の雰囲気が好きだったので(といっても全部観てる&読んでるわけではないけれど)、その原点だと紹介のある「蛍火の杜へ」は、まずハズレはないだろうなとは思っていました。加えて、アニメ映画はあまり観ない(というか邦画自体たいして観ない)私が、観たい観たいと騒いでいたのは、物語の設定があまりに私好みのものだったからです。「色気のないデートデスネー」
ポスター見れば、狐の面をつけた(狐の面っていうのがまた良い。←狐面スキー)背の高いお兄さんと小さな少女の姿。この身長差といい年齢差といい、なんとも言えないふたりの距離といい、直球できましたね。これは観なくちゃいけない、と。
40分ちょっとという中編の作品ではあるのですが、これがもうこの短さの中にぎゅっと大切にストーリーをつめこんだな、というこれぞ名作。
とにかく、最初の設定がすでにずるいんだ。もちろん、良い意味で。触れると消えてしまう、ってこれはもう中身を知らなくたって、触れちゃうんだろうな、と想像ができてしまう。触れてしまうまでの過程を描いた物語。……ほんと、ずるいなあ。だけど、これ、「泣ける話」の一言で尽くせるものじゃないんですよね。ただのナケルハナシなら、私はこんなにまでベタ褒めしませんのですよー。まあ、号泣した私が言うのもなんですが。一瞬一瞬の描き方がとても上手いんですよ。蛍の気持ちやギンの気持ち、絵で、間合いで、音楽で、声で、映画で使えるもの全部使ってその瞬間を絶妙な感覚で表現している。
笑顔で「絶対、私に触れないでね」と言った直後に大泣きしまう蛍とか。何より一番心打たれたのは、「飛びつきたくなってしまう」と蛍が照れ隠しに言った後の、「飛びつけばいい、本望だ」というギンの言葉。たったその一言だけど、観てる私たちにはギンの気持ちが痛いほど伝わってきました。
実は、この映画を観終わった後に、すぐさま原作を買いました。(池袋じゃどこも入荷待ち状態だったので、大宮行ってようやくゲット)そしてわかったのが、映画が実に原作に忠実に作られていたかということ。台詞もアングルもほぼ原作どおりです。となると、やっぱり映画に加えて、さらに原作のすばらしさ。漫画でこれだけ読者に衝撃を与える台詞の存在。ああ言葉ってすごく大切なものなんだと改めて思わせてくれます。もちろん、ひとつひとつの表情の描き方もスバラシイ。
私の場合、マンガやアニメの知識はなかなかに偏っているせいでもあるとは思うのですが、これほどの良作に出会ったのは初めてだな、という印象でした。こんな物語が書きたいと思わせてくれた出会いは漫画では初めて。
……あれね、エンドクレジットはその間に涙でぐしゃぐしゃになった顔を平常に戻すためにあるんだなと理解。(チガウヨー)
きれいに夏を描いた作品でした。
「ふふ デートみたいデスネー」
「デートなんデスネー」
「デートなんデスネー」
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